昔からあるラジオ体操。

仕事の始まりや、何かのウォーミングアップとして取り入れているところは、今でもまだまだ多いのではないでしょうか。

近年では、様々な運動や体操、ウォームアップの仕方が変わってきています。

そんな中で、僕は一つの疑問を投げかけたいと思います。

ラジオ体操に限らず、あらゆる運動や仕事の前に行う「準備運動」「準備体操」。

これは、本当にその意味を成しているのでしょうか。

なぜそう思うのか。

そもそも、何かをやる前には「身体を動かさなきゃいけない」という思いだけで動かしているケースが、とても多いように見えるからです。

ただの運動をいくら最初に行ったとしても、身体に圧がかかって動いた気になっているだけ。

身体は、まだまだ本調子で動けていない、という状態がよく見られます。

では、どうすればいいか。

正しい形、正しい姿勢を、まず確認する。

そして、それを損なわずに、軽く動かしていく。

この順序こそが、本来は必要だと考えます。

僕自身、「大和の姿勢講座」などでお伝えしているのは「立つ」ということです。

ではなぜ、立つことから始めるのか。

より細かく言うと、身体がずれていないこと、全身がつながっていること。

この状態を確認し、毎回そこに戻すことが、何よりも大事だと考えているからです。

これができていれば、その後に何をしたとしても、そのつながりがなくならないように動くことが可能になります。

そう考えていくと、そもそも、ずれた状態や、つながっていない身体でラジオ体操や他のウォーミングアップを行っても、ずれた状態でたくさん動かしているだけ、ということになってしまいます。

それでは、その後のパフォーマンスが著しく上がる、ということはあまり期待できないでしょう。

僕は、もっと成果にコミットするべきだと考えています。

成果が上がらないのであれば、なぜ上がらないのかを突き詰める。

そして、今の自分自身の身体が100%活用できているか、という点に、もう少しフォーカスして見ていく必要があります。

特に、伝える側である指導者、コーチ、監督。

「とりあえずウォーミングアップをやればいい」

「まずは身体を動かして、各部位が温まればよし。」

こうした発想では、この考えにはなかなか至りません。

まずは初動の考え方として、次のプロセスを徹底することが重要です。

  ① 身体を一番いい状態に戻す

  ② その状態を絶対になくさないように動き続ける

それこそが、本来の練習です。

そして、そこから仕事の成果へとつながっていくものだと、僕は考えます。

今回の話が、もう一度、自分自身のあり方を見直す、そんなきっかけになれば幸いです。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯|身体の土台をつくる姿勢家